第144回:ピックアップニュース「SOMPO、介護職の年収増で労使合意」

第144回はニュースを取り上げます。
SOMPOホールディングスは、傘下の介護事業大手「SOMPOケア」の介護現場で働く職員の処遇を来年4月から改善することを決めた。5日に発表する。リーダー級の社員をはじめ、ホーム長などの管理職や看護職、ケアマネジャー、パートの一部の賃金も増やす。人材の確保や定着につなげる狙い。
10月26日に労働組合と合意した。有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、在宅サービスなどの現場で介護福祉士として3年程度の経験を積み、ケアコンダクターと呼ばれるリーダー級の約1千人について、年収を約50万円引き上げ、450万円程度にする。ケアコンダクターの業務は近年、専門技術の活用、後進の育成などで難易度が上がっており、業界トップクラスの処遇で報いる。魅力的なポストにして、若手の成長を促す狙いもある。
ホーム長など、施設の管理職約1200人の年収も約55万円引き上げる。なりたいと思えるように管理職ポストの魅力を高め、キャリアアップの道筋を描きやすくして社員の定着につなげる。
介護現場での専門性を持つ看護職約800人の年収も平均15万円程度上げる。ケアマネジャーなどの専門職も上位職120人の年収を30万円上げ、470万円程度にする。パートの介護職員についても専門性や貢献度に応じて2400人の時給を上げる。
高い専門性を持つ職員を「介護プライドマイスター」に任命する制度も充実させ、一定以上の等級で遇することも決めた。
SOMPOケアは、一連の処遇改善の原資として年約24億円を投じる。デジタル技術の活用で事業の効率を上げたり、離職率を下げて採用コストを抑えたりすることで原資を捻出する。
介護職の低賃金は、岸田政権も問題視して賃上げを課題に挙げている。SOMPOケアは高齢者の施設介護事業で国内トップの約2万7千居室を運営する。政策を先取りする形で大手が動いたことで、業界内に影響が広がる可能性がある。
ただ、介護業界には経営が厳しい中小・零細事業者が多い。業界全体の賃金水準の底上げには、介護報酬の引き上げが欠かせず、政権が打ち出した公的価格の見直しも今後の焦点となる。

参照記事
https://www.asahi.com/articles/ASPC463N7PC3ULFA00G.html#:~:text=SOMPO%E3%82%B1%E3%82%A2%E6%8F%90%E4%BE%9B-,SOMPO%E3%80%81%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%81%B7%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E5%A2%97%E3%81%A7%E5%8A%B4%E4%BD%BF%E5%90%88%E6%84%8F%20%E7%AE%A1%E7%90%86,%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%81%BE%E3%81%A7&text=SOMPO%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%81%AF%E3%80%81%E5%82%98%E4%B8%8B%E3%81%AE,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%81%9F%E3%80%82&text=%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E7%B4%9A%E3%81%AE%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%82%92,%E9%83%A8%E3%81%AE%E8%B3%83%E9%87%91%E3%82%82%E5%A2%97%E3%82%84%E3%81%99%E3%80%82

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